Screened memories

Brillia Art Award
type : art


on going, 2026-

鞄は、人が旅した大切な記録であり、人と共に歩む「記憶」そのものであると考えます。
それは単なる道具ではなく、持ち主の過ごした時間が積み重なった、世界にたった一つの
アーカイブです。
本作は、空の旅に出る時に通り抜ける「X 線検査」に着目した立体作品です。本来、X 線検査は
安全のために中身を厳しくチェックする無機質な「監視」のプロセスです。しかし、その透
過光に照らされたとき、鞄の中身は鮮やかな蛍光色を放ち、普段の姿からは想像もつかない
幻想的な姿を見せてくれます。
幻 想 的 な 姿 に な っ て 目 の 前 に 現 れ た 鞄 た ち が 、 私 た ち の 内 側 に 眠 る 忘 れ か け て い た
「記憶の意味」を優しく思い出させてくれることを期待します。